SNS広告

SNS企業アカウント開設から運用するまでの3ステップを紹介

 

企業がSNSの運用を始めるうえで最も大切なことは、配信するコンテンツのプランやスケジュールを立てることです。

また、運用を開始する前に予め投稿のルールやガイドラインを策定することも重要です。そうすることで、担当者が変わった際もコンテンツの品質を保ったり、発言してはいけない内容を自分で正しく判断できるようなったりします。

今回はSNSアカウントの運用を検討している企業の方に向けて、運用方針の策定方法についてご紹介していきます。
本記事を参考にして、SNS運用をする際のプランやスケジュール、ルールやガイドラインを決めていきましょう。

ステップ1:活動するSNSを決める

現在、日本で使われている代表的なSNSとしてTwitter,Instagram,Facebookの3つが挙げられます。

これらのSNSにはユーザー層や相性の良いサービスなど、それぞれに特徴があります。

ここでは、各々のSNSの特徴について紹介しますので、自社のサービスがどのSNSに向いているのかを考えながら確認していきましょう。

Twitter

主なユーザーの年齢層は10代〜30代です。ハンドルネームの使用やイラストのアイコンなどが利用され、匿名性が高いため本音が飛び交います。RT(リツイート)やいいねをされると、そのユーザーと繋がっているユーザーのTL(タイムライン)にも投稿が流れるため、拡散をした時の爆発力が強いというのがTwitterの特徴です。

速報性が特に高いSNSなので、投稿頻度が高い場合の使用に向いています。

Instagram

主なユーザーの年齢層は20代〜30代で、男性よりも女性の利用率が高いSNSです。画像や動画が主な投稿コンテンツとなります。通常リンクなどは貼れませんが、ECサイトへ移動して購入に結びつける機能があります。

視覚に訴えやすい商品やサービスを持っているのであれば、Instagramは相性の良いSNSであるといえるでしょう。

Facebook

主なユーザーの年齢層は20代〜50代と幅広いですが、10代のユーザーはほとんどいません。主要な SNSの中では最もリアルとの結びつきが強く、本名や出身校、勤務先などが公開されています。投稿できるメディアの種類が多く、字数制限もないため自由度の高いSNSであるともいえるでしょう。

リアルとの結びつきが強いというメリットがある一方で、本名や経歴、顔が出てしまっているので本音は引き出しにくいという面もあります。

ステップ2:投稿プラン・スケジュールの決定

活動するSNSを選定したら、今後の投稿頻度を決定しましょう。

投稿頻度やスケジュールを立てることはSNSアカウントを運用するうえで大切なことです。

ここからは、投稿を継続するために社内で把握しておくべき点やスケジュールの決め方について解説していきます。

投稿を継続するためにまず考慮すべきこと

投稿頻度を決定する際には「継続的な投稿」ができるように、下記のような点を考慮しましょう。

  • どれだけの時間やリソースを確保できるのか
  • 競合他社のアカウントはどれくらいの頻度で投稿しているのか
  • 現在のユーザーのエンゲージメントはどれくらいか
  • 現在どれくらいのコンテンツをすでに投稿しているか

投稿頻度の正解はありませんが、目安として週3回以上は投稿したいところです。

この数を下回ると、いずれのSNSでも存在感のアピールが薄れがちになってしまいます。

ただ、コンテンツで重要なのは「量より質」です。

もちろん、ある程度の量は必要にはなりますが、質の低いコンテンツを大量に投稿しても、自社のブランドイメージを下げるだけで、良いことはありません。

数を追ってむやみに投稿するのではなく、質の高いコンテンツを作れるようにしましょう。

1週間のルーティンの策定

1週間のうち何曜日にどんなテーマを投稿するかを予め決めておくと、コンテンツのストックが作りやすくなり、その後の運営がスムーズになります。

例えば、月曜日は最新記事のリンクをシェア、火曜日は関連記事をシェア、木曜日は過去記事を再投稿というように、情報の発信日を先に決めます。

そして、それ以外の日をストック用のコンテンツの作成日にすると、1週間のタスクをルーティンとして回すことができます。

 

商品発売日や会社の創設記念日をスケジュールに追加

商品の発売日や会社の創設記念日など、アピールしたいものの日程を予め把握しておくことも、SNSアカウントを運用するうえでは大切なことです。

発売日や記念日の存在をさらに周知するために、キャンペーンなどを行うのも効果があります。

特にTwitterには爆発的な拡散力があり、キャンペーンなどを行うことで潜在的な顧客にリーチすることが可能です。

また、発売日や記念日の当日だけではなく数日前からのカウントダウンなどを行うと、ムードも高まるため、より効果的になるといえるでしょう。

恒例行事や記念日をスケジュールに盛り込む

バレンタインやクリスマスなどのメジャーな記念日だけではなく、世間ではあらゆる恒例行事や記念日が毎日のように制定されています。

自社のサービスや商品に絡められそうな恒例行事や記念日があれば、ピックアップしておきましょう。

SNSアカウントを運用する場合、そのときどきのトレンドは非常に大事になります。季節感のある投稿はやはり拡散されやすい傾向にあります。

例えば、クリスマスが近づけばケーキやプレゼントのニーズが高まるので、それらに関連した投稿は伸びやすくなります。また、春先の場合は、お花見や新生活に関連するような商品の投稿が伸びやすくなるでしょう。
このようにトレンドの力を借りることで既存のファンだけではなく、これまでと違う層にもリーチできる可能性が広がります。

ステップ3:コンテンツのストックを貯めておく

事前に制作できるコンテンツは、制作を進めてストックを貯めておくと良いでしょう。

SNSアカウントの運用でもったいないのはコンテンツのネタ切れを起こしてしまい、投稿がストップしてしまうことです。

また、企業によってはSNS担当者が1人しかいないこともあるかと思いますが、何らかのトラブルが起こって担当者が対応できない状況になると、投稿が突然パッタリと止まってしまう恐れもあります。

このような場合でも、コンテンツのストックがあれば、すぐに対応できるので安心です。

ただし、SNSのトレンドは移り変わりが激しいものです。トレンドに応じて、ストックしたコンテンツを都度差し替えられるように準備しておくのが賢明でしょう。

投稿ルール・ガイドラインの策定方法

SNSアカウントを運用する際のルールを策定しておくと、発信するコンテンツの質を担保したり、炎上を未然に防いだりすることができます。

ここからは、投稿ルールや注意点について解説していきます。以下のような点に気を付けて運用ルールを策定しましょう。

方法①:各SNSの規定を守る

SNSアカウントを運用するうえでは、活用するSNSの規定を守る必要があります。

例えば、Facebookには以下のような投稿を禁止するという規定があります。

  • 犯罪行為の助長や宣伝
  • 規制対象商品の掲載
  • 危険な人物及び団体との関わり
  • 暴力行為の扇動
  • 不正行為及び詐欺

こちらはFacebookの例ですが、その他SNS(Twitter・Instagram)にもそれぞれ利用に関する規定があります。

それらに抵触すると企業のブランドイメージを下げるだけでなく、アカウントが停止されてしまう可能性が高くなります。

SNSアカウントを運用する際は、自社のアカウントで使用するSNSの利用規約をきちんと確認し、それらに抵触しないように注意しましょう。

方法②:過去の炎上した事例からNGを学ぶ

倫理・モラルを欠いた表現や、担当者の個人的な意見による政治的主張などを投稿し、炎上した企業があります。

例えば、一時期問題となったのが「バイトテロ」といわれる一連の事案です。飲食店などのアルバイト従業員が、職場の商品や機材を使用して遊んでいる様子を撮影しSNSにアップしました。

それにより当該の従業員だけではなく、企業全体のイメージが大幅に下落しました。なかには、該当店舗の収益が下がり、閉店に追い込まれた例もあります。

炎上したコンテンツは削除されていることがほとんどですが、まとめサイトやニュースメディアでは過去に炎上した事例の経緯を確認することができます。

炎上するコンテンツの傾向をよく理解したうえで、同じ失敗をしないようようにしましょう。

方法③:情報漏洩に対して指導する

SNSアカウントを運用する際は、担当者だけではなく、企業全体で情報漏洩に対しての意識共有や、指導を行うことが大切です。

なぜなら、本人も気づかないうちに、誤って社外秘の情報を投稿してしまう恐れがあるからです。

実際の事例としては、ホテルの従業員がそのホテルに宿泊した芸能人のことを「○○がうちのホテルに泊まった!」とSNSに投稿したという事案があります。

これは、顧客情報の漏洩にあたるので、もちろんNGです。

発信して良い情報と発信してはいけない情報の線引きをガイドラインなどで明確にし、企業全体で同じ認識を共有できるようにしましょう。

SNSの運用は計画性を持って慎重に!

拡散する力を持っているSNSアカウントの運用は企業PRに向いています。ですが、運用に関する計画性がなければ、途中でコンテンツの提供が止まってしまったり、うっかり投稿した内容で炎上してしまったりする可能性もあります。

SNSは企業のブランディングや商材の周知に大きな効果をもたらしますが、誤った運用は自社の首を絞めることにも繋がります。

企業のSNSアカウントを運用する際は、投稿に関するスケジュールや内容の確認、また使用するSNSの利用規約を企業全体で把握して、運用方針を明確にして行いましょう。

参考にしたいインスタグラムの人気企業アカウント!成功の秘訣を解説

いまやInstagramのアクティブユーザー数は3.300万人を超えており、企業アカウントの参入も増加しています。担当者のなかにはInstagramのユーザーに、どのような投稿をすればアプローチが成功するのか、頭を悩ませている方もいるでしょう。
今回はInstagramで人気を得た企業アカウントの特徴を業種別にご紹介するので、どのような投稿内容がユーザーの心を掴むのか、参考にしてみてください。

飲食(レシピ):Tasty Japan(@tastyjapan)

Tasty Japanは「見て幸せ、作って楽しい」料理動画を公開しているTastyの日本版です。投稿数は約2,000件、フォロワー数は6.2百万人にも上ります。一分程度のコンパクトな調理動画がTasty Japanの投稿の特徴です。

成功理由

Tasty Japanは、つい「食べたい!」と思ってしまうような動画がユーザーの心を鷲掴みにしています。下記の投稿例をご覧ください。

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材料4つ✨なめらかチョコムースケーキ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 作ったら #tastyjapan をつけて投稿してくださいね!✨ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ レシピはこちらをご覧ください♪ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ チョコムースケーキ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 18cmパウンド型 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 材料: スイートチョコレート(刻む) 100g 牛乳 250ml 生クリーム 200ml 粉ゼラチン 10g 水 大さじ2 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ココアパウダー 適量 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 作り方: 1.ゼラチンは水に振り入れてふやかし、600Wの電子レンジで10秒ほど加熱する。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 2.鍋に牛乳、生クリームを入れて中火にかけ、ゴムベラでかき混ぜる。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 3.ふつふつとしてきたら、刻んだチョコレートを加えて溶けるまでかき混ぜる。チョコレートが完全に溶けたら火からおろす。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 4.ゼラチン液を加えてよく混ぜ、鍋ごと氷水に浸け、3分ほどかき混ぜて冷ます。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 5.型に流し入れ、冷蔵庫で1時間冷やす。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 6.型から取り出してココアパウダーを振り、お好みの大きさに切り分けたら、完成! ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ #料理 #手料理 #レシピ #料理動画 #クッキング #美味しい #デザート #スイーツ #おやつ #お菓子 #手作りお菓子 #手作りスイーツ #TastyJapan #BuzzFeed #cooking #Tasty #Japan #homemade #cook #dessert #sweets #チョコレート #ムース #food #レシピ動画 #グルメ #食べ物 #recipe #チョコムース

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このような動画でレシピ紹介をすることで価値のある情報を提供しています。また、料理を作ったユーザーが「#tastyjapan」を付けて投稿するので、情報の拡散が可能です。
料理動画は当り障りなく人気を集められるので、ユーザーにどれだけ「有益」だと思わせられるかが成功のカギといえるでしょう。

飲食(店舗):スターバックス(@starbucks_j)

スターバックスはいわずと知れた世界中で大人気のシアトル系カフェチェーンです。投稿数は1,163件、フォロワー数は2.3百万人にも上ります。新作ドリンクの紹介や、ドリンクの楽しみ方を添えたおしゃれな写真が特徴的です。

成功理由

スターバックスは通常の投稿だけでなくストーリーの機能を有効活用することで、ユーザーのエンゲージメントを高めています。

こちらは通常の投稿ですが、ストーリーでも2種類のドリンクを提示し、投稿機能でユーザーに選択を促しています。このように双方向的な投稿でユーザーのエンゲージメントを高めつつ、ユーザーの情報を集めることが可能です。
その他、ユーザーの投稿を取り上げてハイライトとして集めるなどの施策も行っています。ユーザーと企業の双方向的なコミュニケーションを生み出すことが、Instagramのバズを生み出すコツの1つといえるでしょう。

飲食(小売り):ハーゲンダッツジャパン(@haagendazs_jp)

ハーゲンダッツジャパンはいわずと知れたアイスクリームの老舗ブランドハーゲンダッツの日本版です。投稿数は1,041件、フォロワー数は223千人にも上ります。分割アートと呼ばれる数枚の写真で一枚の写真を構成する投稿を取り入れているのが特徴です。

成功理由

アカウントのホーム画面を開くと複数枚の写真が組み合わさって一枚の写真になっており、インパクトがあります。

タイムラインに表示されている限りでは普通の一枚の写真です。ただ、アカウントのホーム画面にアクセスすると、その一枚の写真は大きな写真の一部であるということがわかります。このような仕組みでホームにユーザーを誘い、インパクトを与えてフォローを促すことが成功の理由といえます。

分割アートの手法を利用するとともに一枚一枚も魅力的な写真にすることが、分割投稿の効果を最大限に活かすポイントといえるでしょう。

自動車:NISSAN(@nissan)

NISSAN はアメリカやヨーロッパなどの海外でも人気のある国内有数の大手自動車メーカーです。投稿数は4,436件、フォロワー数は5百万人にも上ります。自社産の車を最新のモデルから、往年のクラシックカーまで掲載しているのが特徴的です。

成功理由

4,000件を超える車の写真が投稿されており、車好きにはたまらないアカウントとなっています。

このように写真ごとに車種が異なるだけではなく、背景や撮影する角度も変えて撮影されています。バックの風景で季節感も伝わってくるので魅力的です。車好きの心にとことん刺さるアカウントがデザインされていることは成功の理由の1つでしょう。

風景写真は当り障りなく人気を集められます。また、主役となる被写体をユーザーの属性にどれだけ合わせられるかが成功するアカウントの基本といえます。

ゲーム:Pokémon(@pokemon)

Pokémonは全世界で世代を超えて愛され続けているゲームやメディアミックス作品を生み出している会社です。投稿数は1,483件、フォロワー数は2.9百万人にも上ります。ゲームやアニメのイラスト、グッズの写真を投稿しているのが特徴です。

成功理由

子供だけではなく、大人も「かわいい」と思ってしまうような動画や写真を投稿しており、ユーザーの心を広く掴んでいます。

こういったゲームの動画やアニメのイラストの他、キャラクターをモチーフにしたお菓子などの写真も掲載されています。どれもこれもかわいい写真ばかりで、既にゲームをプレイしているファンだけでなくInstagramユーザーのファン化をも促すことが可能です。

魅力的なキャラクターや人物を被写体として採用することで、ユーザーのファン化を促すこともInstagramを効果的に活用する戦略の1つといえるでしょう。

ファッション:ユニクロ(@uniqlo)

ユニクロは世界に展開する日本の衣料品ブランドで、アカウントは世界に向けたグローバルアカウントとなっています。投稿数は1,678件、フォロワー数は2.2百万人です。雑誌のようなシンプルかつスタイリッシュな写真がユニクロの投稿の特徴です。

成功理由

投稿しているファッションが実際のコーディネートの参考にもなるので、日常生活の役に立つアカウントとしても人気を集めています。

さらにユニクロ銀座店のアカウントは、より日本のユーザー向けの運用をしています。例えば、ユニクロをおしゃれに着こなしているユーザーのコーディネートをリポストしているのが魅力的です。ユニクロは公式に「#uniqloginza」というハッシュタグを設定している他、#ユニジョ、#ユニクロスカート族などのハッシュタグの付いた投稿もみられます。

おしゃれな写真や動画を投稿するだけでなく、日常で取り入れたくなるようなコーディネートなど、ユーザーの役に立つ情報を含めることもInstagram運用の大切なポイントといえるでしょう。

日用雑貨:無印良品(@muji_global)

無印良品は全世界に展開している品質の良い衣服、生活雑貨、食品を扱うブランドです。投稿数は1,783件、フォロワー数は1.8百万人にも上ります。自社商品を使ったレシピ動画や、雑貨の使い方を動画で投稿しているのがユニクロの投稿の特徴です。

成功理由

商品の実際の使用感が伝わってくるわかりやすい動画が、ユーザーの心をつかんでいます。

このように動画で実際に使っているところを紹介することで価値のある情報を提供しています。商品の広告となっているだけでなく、ユーザーに役立つコンテンツとなっています。購入した後のイメージができると、ユーザーも安心して購入することができます。

写真では伝わらない商品の使用感を、実際に商品を使っている動画を投稿することで補うことがInstagramで販促につなげるコツといえるでしょう。

美容:資生堂(@shiseid)

資生堂は世界中で愛されている日本の大手化粧品メーカーです。美しい生活文化の創造というミッションを掲げています。投稿数は1,678件、フォロワー数は979千人にも上ります。アート作品を中心に掲載しており、写真や絵画、イラストなどを投稿しているのが特徴です。

成功理由

化粧品を活かした、見ていてほれぼれするインスタジェニックな投稿がユーザーにうけています。

自社製品を広告するだけではないのが、資生堂のInstagramのアカウントの良さです。資生堂のスタイリッシュなイメージを崩すことなく、ブランディングすることに成功しています。芸術作品や女性の美しさに焦点を当てた写真などの並べ方にも配慮しており、全体的に統一感のあるアカウントです。

Instagramアカウントでは統一感も大切な要素です。アカウントの存在を確立するためにも、投稿するテーマは絞りブランディングに力を入れましょう。

教育:こどもチャレンジ(@kodomochallenge)

こどもチャレンジは通信教育を行うベネッセの幼児向け学習教材のことを指します。投稿数は219件、フォロワー数は26.7千人にも上ります。こどもチャレンジのキャラクター「しまじろう」やこどもたちの様子が投稿されているのが特徴です。

成功理由

教材・サービスの情報を投稿するだけではなく、実際に学習するこどもたちの様子を伝えているのがユーザーに支持される理由です。

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【3・4歳のお子さま向け 〈ほっぷ〉12月号を遊んでいただきました!】 ・ 人気の「おいしゃさんセット」が届く〈ほっぷ〉12月号で、ひとあし先に遊んでいただきました😄🎶 ・ 毎年大人気の「おいしゃさんセット」は今年リニューアル!しまじろう人形と一緒にお医者さんごっこが楽しめます。すっかりお医者さんになりきっている様子がとても可愛らしいですね😊「ひらがなパソコン」はしまじろうとの楽しいやりとり遊びや歌にすっかり夢中の様子です🎶12月号でお届けするひらがなカードで、ぜひ遊んでみてくださいね❣️ ・ これからも「できた!」と「楽しい!」を盛りだくさんで、お届けする予定です!お楽しみに✨ ・ お届けしている最新の教材についてはプロフィールのURLよりご確認ください👌 ・ 「おいしゃさんセット」や「ひらがなパソコン」にまつわるお子さまのエピソードも募集しています。 ・ さらに、投稿いただいたエピソードがマンガになるキャンペーンも実施中です!投稿お待ちしています❣️ ・ お子さんの「#じぶんでできた」エピソードがマンガになるかも…?! ・ Step1 @kodomochallengeをフォロー! ・ Step2 こどもちゃれんじの教材で遊んでいるお子さんの様子を撮影! ・ Step3 #しまじろう #じぶんでできた をつけて @kodomochallenge と書いて投稿!詳しくは「shimajiro.jp/dekita/」にアクセスしてくださいね🙆‍♀️ ・ #しまじろう #こどもちゃれんじ #shimajiro #kodomochallenge #Benesse #ベネッセ #幼児教育 #通信教育 #知育 #教材 #体験談 #じぶんでできた #こどもちゃれんじほっぷ #年少 #ひらがな #平仮名 #ワーク #ドリル #3歳 #3才 #4歳 #4才#保育園#幼稚園 #子ども #edutoy #education #12月号 #親子 #キャンペーン

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「#しまじろう」というハッシュタグを付けたエピソードをマンガ化・リポストしており、ユーザーとの相互的なコミュニケーションも行っています。また、対象となるテーマへの投稿から入賞者を選びグッズをプレゼントするというキャンペーンも行っています。投稿は特設サイトにも掲載されるため、ユーザーにとっては嬉しいですね。

ハッシュタグを使ったリポストやキャンペーンを行うこともInstagram運用の1つの手法です。ユーザーとの相互的なコミュニケーションを取ることはファンの獲得につながります。

Instagtramで成功している企業の共通点

ここまで紹介してきた<span class=”pinkline”>Instagramで人気の企業アカウントに共通する点</span>は以下の通りです。

・インスタ映えする写真へのこだわりは勿論のことだが、ちゃんとユーザーに役立つ情報を発信している。
・アカウントの投稿に統一感を持たせて、自社の存在を明確にするとともに、ブランド価値を高めている。
・ハッシュタグをうまく活用することでユーザーを巻き込み、普段リーチしない層に情報を届かせている。

これらの特徴を取り入れることが、Instagramの企業アカウントを成功させるコツといえます。これからInstagramの企業アカウントを始める場合は、<span class=”pinkline”>成功しているアカウントの共通点を取り入れながらプロジェクトを進めていくと良いでしょう。</span>

企業目線で見る、インスタグラムの特徴とは?活用事例を交えて解説

ユーザー数日本国内3300万人、世界10億人以上の超人気SNS「インスタグラム」。ユーザー数の伸び率は他SNSと比較してもトップクラスす。

そして近年では、そんなインスタグラムを企業が活用し、マーケティングを行うというケースも着実に増えてきました。

企業目線で見たとき、インスタグラムはどのような意図・目的で活用できるのか。

その点に関して、まだまだ試策段階の会社も多いと思いますが、今回はインスタグラムの特徴から企業における活用方法を、事例も交えて、解説していきます。

インスタグラムの特徴について

ここではインスタグラムの概要や、ユーザー層などを解説していきます。

インスタグラムとは?

インスタグラムとは、写真や動画などテキストよりリッチなコンテンツをメインに、ユーザー同士の交流を図るSNSの1つです。もともとは独立したサービスでしたが、現在はFacebookの傘下に入りました。最近の成長は目覚ましいものがあり、現在の日本国内アクティブユーザー3300万人は、Facebookの2800万人を超えており、順調にユーザー数を伸ばしています。

基本的な使い方としては、まずスマホで撮影した写真をインスタグラムで読み込んで、フィルタリングなど効果をつけます。そして友達や家族など、共有したい人が閲覧できるように投稿を行います。パソコンからでも利用できますが、基本的にはスマホアプリから利用する形になります。

投稿するコンテンツは写真だけでなく、動画でもOKです。また投稿に関する機能も充実しています。例えば24時間投稿から時間が経過すると自動的に投稿内容が消える「ストーリーズ」投稿機能は、プライバシーを気にする方に人気があります。

ちなみにインスタグラムにはFacebookのシェア、ツイッターのリツイートに該当する投稿拡散機能がありません。「リポスト(再投稿)」ツールを使って拡散する方法もありますが、多くの方に投稿を見てほしい時はユーザーが投稿検索時に利用している「ハッシュタグ」を活用します。

インスタグラムのユーザー層

インスタグラムのユーザー層は、主に10~20代の女性です。
日本では幅広い年齢の方がインスタグラムを使っていますが、他SNSと比べるとやはり10~20代女性の割合が多い印象です。また米国では突出して、20代女性のインスタグラム利用割合が多いのが特徴です。

しかし、最近では家電のカタログ代わりにインスタグラムを閲覧するなど、男性の利用割合も増えつつあります。インスタグラムのメインユーザーは、「女性がやや多いが、若い方全般」と考えておくとマーケティングがスムーズに進むでしょう。

企業におけるインスタグラムの活用方法について

ここからは、企業におけるインスタグラムの活用方法をご紹介していきます。

企業ブランディング

インスタグラムは「ブランディング(自社の認知度や信頼度向上)」に適したSNSです。
インスタグラムでは写真や動画でユーザーとコミュニケーションを図ります。自社商品やサービスを写真や動画でアピールすれば、テキストなどよりもわかりやすくユーザーに情報を伝えることができます。そして自社商品やサービス、さらには自社に関する認知度や信頼度向上が可能になります。

さらにインスタグラムでは他SNSと同じように、他ユーザーとのやり取りもできます。ユーザーと上手く絡んでコメントを返すなどサポートができれば、ユーザーの自社に対する「ロイヤリティ(愛着度)」も向上し、ユーザーのファン化によるブランディング効果も狙えます。

集客・販売促進

インスタグラムではブランディングだけでなく、集客や販売促進など、さらに踏み込んだマーケティング活動も可能です。

年齢、性別、趣味・趣向、悩みなどを細かくターゲティング設定して、ターゲットユーザーが閲覧する時間帯に上手く投稿すれば、効率的に自社サービスや商品の販売促進ができます。

また、ハッシュタグを活用するとさらに集客効果がアップします。例えばコスメの場合「#女性 #20代 #商品名 #コンセプトキーワード」などを複数ちりばめて投稿を行えば、それだけ自社ターゲットユーザーに効率的に投稿が表示されやすくなります「ビッグワード」、「ミドルワード」、「ロングテールワード」を組み合わせるのがコツです。

企業における、インスタグラムビジネスアカウント活用事例

ここからは、実際の企業によるインスタグラムの活用事例をご紹介していきます。

活用事例1 :某高級アイスクリーム販売企業の場合

某高級アイスクリーム販売企業ではインスタグラムとの相性のよさを活かし、工夫を凝らした投稿を行っています。例えば、おいしそうなアイスクリームの写真やアレンジレシピなどを、「インスタ映え」するように色彩豊かに投稿しています。また、インスタグラムキャンペーンも開催しています。

アイスクリームのフタを開けた時にできるクレーターがハートに見えることから、一般ユーザーのハート形アイスクリームクレーターに関する投稿を募集しています。このキャンペーンは一般ユーザーの投稿をフィードバックしたものだそうで、インスタグラムマーケティングを行う際は、ユーザーの意図を上手くすくい取ると成功につながる可能性があります。

また、どの投稿もハッシュタグを上手く活用しており、検索ボリュームの多いトレンドワードを、自社に関するワードと組み合わせて発信しています。この企業ではインスタグラムによりブランディングをうまく行い、アイスクリームの売上拡大に成功しています。

活用事例2:某大手スポーツメーカーの場合

某大手スポーツメーカーはユニークな投稿を行い、自社ブランディングなどを成功させています。

例えば、自社製品の靴裏を思い起こさせるワッフルの写真の投稿など、ユーザーがつい見入ってしまうような意表を突く投稿を行ってロイヤリティを高めようとしています。他にも、スポーツ選手とのタイアップ投稿をアップして、自社製品を組み合わせた躍動感が出る投稿を行っています。

また、この企業では動画投稿も頻繁に行い、マーケティング活動を行っています。動画マーケティングもSNSと同じく現在注目されているマーケティング手法のため、上手く活用すると、この企業のようにブランディング効果などが出やすくなります。

まとめ

今回はインスタグラムの特徴、そして企業の活用方法や実際の活用事例などについてご紹介してきました。インスタグラムを活用すれば、写真や動画でわかりやすくユーザーに訴求ができ、あわせてハッシュタグなどを上手に活用すれば大きなマーケティング効果を望めるため、企業が注目するのも頷けます。

またブランディングや販売促進など、さまざまな目的で使えるので、ぜひ目的に合ったインスタグラムマーケティングを行ってください。実際にインスタグラムマーケティングを行う際には、今回ご紹介した企業事例も参考にしてみてはいかがでしょうか。

インスタグラム広告におけるターゲティングの種類や注意点についてご紹介

若い女性などに人気のある大型SNS、「インスタグラム」。現在では企業がインスタグラムの効果に着目して、マーケティングに活用する事例が増えてきました。そしてインスタグラムマーケティングの手法として有効なのが、「インスタグラム広告」です。

インスタグラム広告では「Facebook」と連携した細かいターゲティング設定が可能で、上手く活用すればピンポイントに集客を行えます。また、インスタグラム広告を利用する際は、ターゲティング設定の種類や注意点などを覚えておくと安心です。

そこで今回は、インスタグラム広告のターゲティング設定の種類や注意点、そしてターゲティング設定のイメージがしやすいように設定例も紹介していきます。「インスタグラム広告のターゲティングの種類を知っておきたい」、「インスタグラム広告のターゲティングにおける注意点や参考例を見ておきたい」という方はぜひチェックしてください。

インスタグラム広告におけるターゲティングとは

インスタグラム広告とは、インスタグラムユーザーのフィードに広告を掲載できるサービスのことです。特徴としては細かいターゲティング設定ができる点が挙げられます。これはインスタグラムがFacebookにより買収され、システム的にも統合が図られたことに関係しています。

Facebookでは、細かいターゲティング設定でピンポイントに集客ができる「Facebook広告」を提供しています。インスタグラム広告にも、同じシステムが使われているので、Facebook広告と同じく効果的なターゲティング設定ができるのです。

例えば「ツイッター」ではツイッター広告を出せますが、細かいターゲティング設定はできず、ピンポイントに広告配信するには不安な部分があります。その点、細かいターゲティング設定ができるインスタグラム広告は、マーケティングにおいて大きな武器になります。

インスタグラム広告のターゲティングにはどんな種類がある?

ここからは、インスタグラム広告のターゲティングの種類について解説していきます。

ユーザー属性ターゲティング

「ユーザー属性ターゲティング」は、インスタグラムのターゲティング種類の中で最も基本的なものになります。性別・年齢・居住地域・仕事など、ユーザーの属性を設定してターゲティングを行います。

ユーザー属性ターゲティングを行う時は、事前に「ペルソナ(ターゲットユーザーを細かく属性まで設定したもの)」を設定しておくとよいでしょう。自社の顧客データや、購買データなどをもとにペルソナ設定を行っておけば、インスタグラム広告のユーザー属性ターゲティングも迷わず進められます。

ペルソナ設定は「SEO(検索エンジン最適化)」対策でも重要な手法なので、インスタグラム広告に限らずSEOに関するマーケティングを行う際も役に立ちます。ぜひ習得しておきましょう。

インタレストターゲティング

「インタレストターゲティング」ではユーザーの趣味・関心、そして投稿などに対し実際にとった行動をもとにターゲティング設定を行います。

Facebook上でユーザーが見ている投稿のジャンル、いいね!やシェアなどをもとにターゲティングを行うため、ユーザー属性ターゲティングと併せてより高精度な広告配信が可能になります。

また、スマホを中心に広告配信したい場合は、モバイルデバイスユーザーに広告を配信する設定にするなど、ユーザーの機器まで考慮してターゲティングができます。ただし、あまりにもターゲットを絞りすぎると効果が薄くなる可能性もあるので、注意が必要です。具体的な注意点については後述するので、ぜひ確認してください。

カスタムオーディエンス

「カスタムオーディエンス」では、自社の顧客データをインスタグラム広告の配信に活用できます。顧客リストをアップロードしターゲットユーザーに設定すれば、自社商品やサービスの既存ユーザーだけに絞って広告配信が可能です。

既存ユーザーはコンバージョンまでの確度が高いので、効果的に販促を行うことができます。また「新規顧客として需要がありそうなユーザーに、ブランディング目的で広告を配信したい」という場合は、顧客リストを配信先から除外すればOKです。

類似オーディエンス

類似オーディエンスでは、Facebookに蓄積されたデータや顧客リストなど、すでにあるデータをもとに、似た特徴を持つユーザーを探すことができます。類似オーディエンスを使うと、既存顧客のコンバージョンまでの行動をもとに、それに似た行動をとっているユーザーに広告を配信できます。既存顧客と似た行動をするユーザーはコンバージョンにつながりやすいと言えるので、効果的な販促が可能になります。

類似オーディエンスはリマーケティングの時などにも使われ、使いこなせるとインスタグラム広告で効果をさらに上げやすくなります。

ターゲティングの設定は絞り込みすぎないようにしよう

インスタグラム広告におけるターゲティング設定はかなり重要ですが、絞り込みすぎには十分注意しましょう。絞り込みすぎると下記のような問題が起きてしまいます。

配信ターゲットを絞り込みすぎると競合との競争が激化する

配信ターゲットを絞り込むことは、ターゲットユーザー以外のユーザーに広告配信する状態を避けられるので、無駄なコストをかけないためにも必要です。

しかし、あまりに絞り込みすぎると、狭いターゲットユーザーに複数の競合が広告を配信する状況に陥ることもあります。そうなると、必然的に「CPC(広告クリック1回あたりにかかるコスト)」や「CPM(広告の配信数に対してかかるコスト)」などが上がってしまい、逆に広告費が高くなる可能性があります。

インスタグラム広告では適度にターゲティング設定すれば、高い精度で広告を自動配信してくれます。そのため、過度なターゲティング設定はやめておきましょう。

Facebookの自動最適化機能の精度が下がる

インスタグラム広告では、Facebookの自動最適化エンジンを利用して広告を配信します。自動最適化に必要なのは、広告が配信された後に集まる各データです。

しかし、インスタグラム広告でターゲティング設定を絞りすぎると、それだけ少数しか広告が配信されません。結果、集められるデータにも限りがあるので、自動最適化の精度が下がってしまいます。

インスタグラム広告に出稿する際には、最初のターゲティング設定は、わかる範囲で最小限にしておきましょう。そして配信効果を見ながらターゲティングを絞るか広げるかなど、目的に応じて適切な設定を心がけましょう。

ターゲティング設定の一例

ここからはターゲティング設定についてわかりやすく理解するために、2つの例をご紹介していきます。

例1:若年層へ向けた自社開発のVRアプリゲームをプロモーションする場合

若年層へ向けて自社VRアプリゲームをプロモーションする場合は、まずターゲティング設定を「10~20代男女、モバイルデバイスユーザーに配信」などにします。

また、アプリゲームなので、なるべく動画で広告を行うと高い効果が得られます。アプリゲームの魅力はなかなか静止画では伝わりません。そのため、ストーリーズ投稿などに動画でアプリゲーム広告を出せば、VRを活用した自社アプリの魅力をダイナミックに伝えることができます。このようにゲームアプリ広告の場合は、魅力が伝わりやすい動画での広告をおすすめします。

例2:膨大な顧客情報を持った大手飲食チェーン店が関東にて女性向け新商品をプロモーションする場合

大手飲食チェーンでは、事業が大規模な分、顧客情報も膨大になります。そのような大手飲食チェーンが、関東地域で女性向け新メニューをプロモーションしたいと考え、インスタグラムに広告を出稿する場合を想定してみましょう。

この場合ターゲティング設定は「性別は女性、地域ターゲティングでは関東地域の都道府県」を選択します。そしてカスタムオーディエンス設定や類似オーディエンスを活用するため、顧客リストも追加します。

顧客リストが大量に蓄積されている場合、そのデータをインスタグラム広告でもフルに活用しましょう。そうすることで、新メニューのターゲットユーザーをリピーターに絞りたい場合はリピーターリストを対象に、新規顧客に絞りたい場合は顧客リストを対象外にすれば、効果的な販促が可能になります。

まとめ

今回はインスタグラム広告のターゲティング設定の種類や注意点などについて解説してきました。ターゲティング設定の種類をよく理解しておけば、効果的なインスタグラム広告運用が可能になります。ただし、ターゲティング設定を絞り込みすぎても効果が出ないので、PDCAサイクルを回しながら適切なターゲティング設定を行えるように戦略を立てましょう。

インスタグラム広告のターゲティング設定を上手く活用して、ぜひマーケティングを成功させてください。

(2019年版)5分で出来る!インスタグラム広告の出稿方法

 

SNSに広告を出し、集客増加やブランディング効果などを狙うSNS広告。「フェイスブック(Facebook)広告」や「ツイッター(Twitter)広告」などの種類があり、BtoC業種を筆頭に、近年ではすっかり企業のプロモーション手法として定着しています。

その中でも、若年層や女性層に効率的にリーチするための広告として注目されているのが「インスタグラム(Instagram)広告」です。

インスタグラムは2019年6月時点でアクティブユーザーが3300万人を突破しました。これはフェイスブックの2800万人をすでに超えており、これからも伸びしろがあるインスタグラムのポテンシャルは大きいといえるでしょう。

しかし、インスタグラム広告を上手く運用するにはコツが必要で、やみくもに設定を行うと出稿ミスを招いてしまうこともあります。

そこで今回は、近年魅力を増しているインスタグラム広告の特徴や、実際の広告の出し方を注意点を併せてご紹介します。「インスタグラム広告の導入を検討しているが、広告の出し方や注意点が知りたい」という企業担当の方はぜひご覧ください。

 

インスタグラム広告の特徴

 

 

まずはインスタグラム広告の特徴を見ていきましょう。

 

インスタグラム広告について

「インスタグラム広告」はその名の通り、画像や動画などでコミュニケーションをとる大手SNS「インスタグラム」が提供する広告サービスです。

日本では2015年10月から導入されており、100円から出稿可能なので、自社に合わせた設定をきちんと行えば細かく予算管理しながら広告の運用ができます。

実際にはニュースフィードやストーリーズなどに広告が掲載されますが、「ネイティブ広告(掲載先のコンテンツと違和感がないように調整された、自然なデザインの広告)」なので、SNSユーザーに広告として煩わしく思われにくいことなどがメリットとして挙げられます。

 

インスタグラム広告の特徴

インスタグラム広告自体は、実はフェイスブック広告と同じプラットフォームを利用して出稿作業などを行います。インスタグラムはフェイスブックグループなので、同じシステムが使えるというわけです。

フェイスブック広告ではターゲットユーザーの年齢や性別、地域など、細かい属性決めを行って広告の配信ができます。同じプラットフォームを使っているインスタグラム広告でも、そのメリットを受けられるのは魅力的といえます。

インスタグラムのメインユーザーは、10~20代の女性です。また最近はインスタグラムを使用する男性も増えているので、特にスタイリッシュなアパレルなど、若者向けの商品やサービスを提供している企業とインスタグラムの相性は抜群といえます。

 

インスタグラム広告を出すために必要なもの

 

 

インスタグラム広告を出すためには、基本的に以下の3つが必要になります。

・インスタグラムアカウント
・フェイスブックアカウント
・クレジットカードなどの決済手段

 
インスタグラムアカウントがなくてもフェイスブックの「ビジネスマネージャー」アカウントがあれば、インスタグラム広告は配信できます。

しかし、それだと広告を掲載してもインスタグラムのアカウントをフォローしてもらえないなど不利な面が多いです。インスタグラム広告の出稿を検討しており、まだインスタグラムのアカウントを作っていない場合は、この機会にぜひ作成しておいてください。

また、決済についてはクレジットカードだけでなく「PayPal」など複数の方法から選択できます。自社に合った決済方法を選択してください。

インスタグラム広告の出し方

ここからは、実際にインスタグラム広告の出し方をご紹介していきます。
流れごとに説明していきますので参考にしてください。
 

流れ1:フェイスブックアカウントとリンクさせる

 

 

まずはインスタグラムアカウントと、フェイスブックアカウントをリンクさせます。

フェイスブックの自社アカウントページを開いて、右上の「設定」ボタンをクリックします。そして管理画面左側にあるメニューから、「Instagram」という文字とアイコンがかかれたメニューをクリックします。

 

すると右側に「FacebookでInstagramを管理」という画面が出てくるので、画面中の「ログイン」ボタンをクリックして、自社インスタグラムアカウント情報を入力してログインします。

 

ここまでで、フェイスブックとインスタグラムアカウントのリンク作業は終わりです。

 

流れ2:広告を出すための目的を確認する「キャンペーンの目的の選択」

 

 

次にキャンペーンの目的を選択していきます。
適切な広告配信をするために重要な作業なので、しっかり覚えておきましょう。

 

まずは「Facebook for business」にアクセスし、上部「広告」メニューから「Instagram」をクリックします。すると「広告を作成」というボタンが表示されるので、クリックしてキャンペーン目的選択画面へ移動します。

 

キャンペーン目的選択画面では、以下のように目的を各項目から選択できます。

・ブランドの認知度アップ
・トラフィック
・コンバージョン

 

認知度アップであれば「ブランドの認知度アップ」、資料請求やサービス登録などが目的であれば「コンバージョン」など、自社が設定した目的を選択しましょう。

広告に限らずすべてのマーケティング戦略にいえることですが、達成したい大きい目標(マクロコンバージョン)や、それに伴う小さい目標(マイクロコンバージョン)などの設定は必要不可欠です。

このプロセスで目標設定に迷った場合は、マーケティング戦略自体をもう一度見直した方がいいかもしれません。

 

流れ3:配信ターゲットを決める「広告のセット」

 

 

次に広告のセットを行います。広告のセットでは以下の3つを設定していきます。

・オーディエンス
・配置
・予算と掲載期間

 
それぞれについて解説していきます。

 

オーディエンス

オーディエンス(ターゲットユーザーのような意味)では、「地域」「年齢」「性別」など、細かい属性設定を行うことで、ターゲットユーザーにピンポイントに広告配信されるような調整ができます。

オーディエンスを設定するときは、事前に「ペルソナ」を組み立てておくと安心です。ペルソナを決めておけば、「この地域に住む、こんな趣味を持った20代の男性サラリーマン」など細かいターゲットユーザー指定がすでに決まっているので、インスタグラム広告のオーディエンス設定もスムーズにできます。

 

配置

「配置」では、広告をどのコンテンツへ配信するかなどを決定します。
ここで注意しておくべき点として、広告はインスタグラムだけで配信されるわけではないという点が挙げられます。正しく設定しておかないとフェイスブックなど、他の関連コンテンツにも広告表示されてしまい、
予算を無駄に使い切ってしまう要因
にもなります。

インスタグラムのみで配信したい場合は、インスタグラム関連の項目のみにチェックを入れるなど、細かい設定を忘れないようにしましょう。

もちろんフェイスブックなど他コンテンツとの相性がよい場合は、インスタグラムに限らず、他コンテンツまで含めた配信を考えてもいいでしょう。自社のマーケティング戦略に合わせて配信先を決めましょう。

 

予算と掲載期間

「予算と掲載期間」では、広告の予算と掲載する期間を設定します。
掲載期間は以下の2つから選べます。

・広告セットを今日から継続的に掲載する
・開始日と終了日を設定

期間限定のキャンペーンであれば期間を設定した方がいいかもしれませんが、長期的なブランディング目的の広告であれば、
期間を決めず予算ギリギリまで配信すると最大限の効果が見込めます。

予算は少なすぎると配信数が限定される可能性もあるので、ある程度余裕を持って確保した方がいいでしょう。

 

流れ4:インスタ映えに欠かせない画像や動画など「広告の設定」

 

 

最後に、インスタ映えに欠かせないきれいな画像や動画などのクリエイティブをアップロードして、広告の設定を行っていきます。

広告として使う画像や動画などに
テキストと思わしき内容が20%以上入っていると、配信が規制されたり、配信されなかったりする可能性
もあります。

フェイスブックでは、画像中のテキスト率などを判定する「テキストオーバーレイツール」を提供しているので、そういったツールを活用しながら配信規制に引っかからないように注意しましょう。

また広告がよくても、リンク先のLPが広告内容とずれている場合や、品質が低いと集客にはつながりません。
インスタグラム広告配信の際はリンク先のLPなどにも気を配りましょう。

 

まとめ

今回はインスタグラム広告の出し方や注意点についてご紹介してきました。

アクティブユーザーがどんどん増えているインスタグラムで広告を正しく活用すれば、大きなブランディング効果やコンバージョン効果が見込めるでしょう。

ただし、インスタグラム広告出稿の際は、
事前に広告で達成したい目的やペルソナ設定などを明確に行い、スムーズに出稿作業ができる準備を整えておきましょう。

また、広告クリエイティブ自体の内容や
リンク先のLP品質
など細かいところにも気をつけながら、確実に効果の出るインスタグラム広告を配信するように心がけましょう。

インスタグラム広告の費用相場はどのくらい?課金方法についても解説

2019年6月時点で利用者数が3300万人を突破し、勢いに乗っている「インスタグラム」。

そしてそんなインスタグラムで広告を配信できる「インスタグラム広告」にも現在注目が集まっています。インスタグラム広告を検討する際は、その費用感も事前に知っておくと、安心して運用ができます。

そこで今回はインスタグラム広告の費用について、課金方式や実際に運用するときの費用相場まで幅広くご紹介します。

インスタグラム広告の導入を検討しているが、運用形態によってどう費用が変わってくるのか、そしてどのくらい費用がかかるのか相場まで知っておきたい」という方はぜひご覧ください。

 

インスタグラム広告における費用について

 

 

インスタグラム広告では、「セルフサーブ」方式を導入しています。セルフサーブ方式では自社で予算設定や配信期間などを適宜調整できます。

実はサービス開始当初、インスタグラム広告運用には大量の予算が必要であり、大手企業でないと運用が難しい状況にありました。

しかし、セルフサーブ方式導入により1日100円からと、低予算でも広告配信できるようになりました。

そのため、どんな企業でも予算設定をしっかり行えば効果的な広告配信ができるようになり、今では中小企業など規模を問わずたくさんの企業で利用されています。

また、ブランディングの場合は少し多めに、ターゲットを絞ったコンバージョン目的であれば少なめにと、自社の目的に合わせた予算を組んでおくと効果的な広告配信ができるようになります。

 

インスタグラム広告の課金方法

インスタグラム広告には、主に4種類の課金方法があります。

 

課金方法1:CPC

 

 

「CPC(Cost Per Click)」とは広告が1クリックされるたびに課金される方式のことで、「リスティング広告」など昔からある広告配信サービスでも利用されてきました。

「クリックされた後に自社商品やサービス紹介のLPへ誘導したい」など、まずはクリックしてもらってからコンバージョンへつなげたい広告を配信したいときなどに向いている課金方式です。

 

課金方法2:CPM

 

 

「CPM(Cost Per Mille)」とは、ユーザーにインスタグラム広告が1000回配信される(リーチする)ごとに課金される方式のことです。

広告が配信されるだけで課金されてしまうので、ユーザーが自社に対して有効なアクションを起こさなくても料金がかかるデメリットもあります。しかし「自社の認知度を高めたい」など、潜在顧客から見込み客を創出する目的などで利用すれば、大きな効果を上げられるでしょう。

また、魅力的な広告を作成すれば、いくらクリックされたりコンバージョンにつながったりしても課金されないので、最終的なコストパフォーマンスはCPCなどの他の課金方式に比べて高くできる可能性もあります。

 

課金方法3:CPI

 

 

「CPI(Cost Per Install)」とは、広告で紹介したアプリが1インストールされるたびに課金される方式のことです。

一般的な商品やサービスと比較して、この方式を選択する可能性は少ないかもしれません。しかし、アプリのインストールについてのインスタグラム広告を出す際には、アプリのインストール広告に特化したこの広告を選べば、予算管理を最適化できるでしょう。

インスタグラムはスマホで撮影した写真や動画をその場で投稿するという使い方がメインのツールです。つまり、インスタグラムはスマホで利用するユーザーが多く、インスタグラム広告とユーザーのタッチポイントもスマホ経由になりやすいといえます。

「インスタグラム広告を見る→興味があればその場でアプリのインストールを行う」というサイクルが成立しているので、CPI課金方式を選べば高いコストパフォーマンスを望めます。

 

課金方法4:CPV

 

 

「CPV(Cost Per View)」とは動画広告を掲載している場合、その動画の再生時間によって課金される方式のことです。

実際に動画が再生されたら課金されるので、「この動画をまずは再生してもらって、リンク先のLPで商品購入やサービス登録などにつなげたい」といった用途に向いている課金方式です。
ちなみに動画広告ではこのCPVと、先ほどご紹介したCPMから課金方式を選べます。

CPMはブランディング用の広告、CPVはコンバージョンにつなげたい広告の配信に向いています。インスタグラム広告で動画広告を掲載するときは、自社のマーケティング戦略に合わせて適切な課金方式を設定しましょう。

 

インスタグラム広告の費用相場と代理店やインフルエンサー依頼する場合の費用について

ここからは、実際にインスタグラム広告の費用相場を以下のパターンに分けて説明します。

・自社で運用する場合
・代理店に依頼する場合
・インフルエンサーに依頼する場合

 
それぞれのパターンの費用相場を確認しておきましょう。

 

インスタグラム広告の費用相場

 

 

まずは自社で運用を行う場合のインスタグラム広告の費用相場についてです。

最低100円から運用可能ですが、これでは予算が少なすぎるので高い宣伝効果は望めません。企業としてインスタグラム広告の運用を行うときは、最低でも日額1000円、月額換算で3万円ほどの予算を捻出しておきましょう。

また広告運用の際は「ABテスト」のように、複数の広告を配信してどの広告が最もコストパフォーマンスが高いか分析する視点も重要です。

インスタグラム広告でABテストを行う際は、1つあたりにかかる掲載費が日額1000円として×3の3000円、月額換算で9万円~10万円ほど予算があると安心でしょう。

 

代理店に依頼した場合

 

 

「自社では広告運営のノウハウや時間がないので、広告代理店にインスタグラム広告運用を代行して欲しい」という方針の企業も存在します。その場合、通常の広告費に加え、運用手数料として平均20%ほどの追加料金が発生します

この平均20%の追加料金を「プロが運用してくれているから、手間賃としては安い」と思うのか、「自社で運用した方が安上がりだ」と思うのかは企業次第です。

ただし、一番重要なのは「どれだけ広告に費用がかかるか」ではなく、「どう効果的に広告を配信して、宣伝効果を上げるか」という点です。

広告代理店にインスタグラム広告運用代行を依頼する際は、実績面やサポート面などでも代理店が自社に合っているのか確認した上で依頼しましょう。

 

インフルエンサーに依頼した場合

 

 

インフルエンサー(要は「インスタグラマー」)に依頼して、インスタグラム広告を掲載するという方法もあります。この方法は最近注目を浴びている広告配信方法で、インスタグラマーのファンをそのまま自社のターゲットユーザーとして取り込んで広告配信ができます。

インフルエンサーに広告掲載を依頼する場合は、インフルエンサーが獲得しているフォロワー1人あたり平均5円ほどの費用がかかります。例えば、1万人のフォロワーがいるインフルエンサーに広告掲載を依頼するときは、5円×1万人=5万円の費用がかかります。

この金額はインフルエンサーの知名度や、掲載して欲しい商品やサービスの内容などによって異なります。また、「いいね!」やコメントなどに対して課金を行うケースもあるので、事前の料金確認は大切です。

ちなみに代理店に依頼してインフルエンサーへのインスタグラム広告掲載を仲介してもらう方法を取る場合は、代理店にも手数料を払わないといけないため、注意しましょう。

 

運用方法は費用と効果のバランスから考える必要がある

自社で広告を出すのか、それとも広告代理店やインフルエンサーに依頼するのかは、費用と効果のバランスから決める必要があります。

自社ですでに広告運用経験があり、効果も上がっている場合はインスタグラム広告の運用を外注する必要性は小さいでしょう。

しかし、インスタグラム広告の運用についてのノウハウがない、または今までより高い宣伝効果を上げたいという場合は、広告代理店やインフルエンサーに依頼する方が得策といえます。

まずは掲載したい広告に合わせた「ペルソナ」設定や達成したい目標決め、費用上限などを考え、その上でどのようにインスタグラム広告を運用していくのか決めると安心でしょう。

 

まとめ

今回はインスタグラム広告の費用相場や課金方式について解説してきました。

インスタグラム広告では自社の広告内容や、CPCやCPMなど目的に合った課金方式を設定することで、最大限のコストパフォーマンスを発揮できます。ぜひ自社に合った課金方式を設定してください。

またインスタグラム広告を運用する際は、自社での運用、広告代理店やインフルエンサーに外注するなど、いくつか方法があります。運用方法を決定するためにも、インスタグラム広告では目標決めやペルソナ設定など、予算以外の準備もしておきましょう。