インスタグラム広告の費用相場はどのくらい?課金方法についても解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年6月時点で利用者数が3300万人を突破し、勢いに乗っている「インスタグラム」。

そしてそんなインスタグラムで広告を配信できる「インスタグラム広告」にも現在注目が集まっています。インスタグラム広告を検討する際は、その費用感も事前に知っておくと、安心して運用ができます。

そこで今回はインスタグラム広告の費用について、課金方式や実際に運用するときの費用相場まで幅広くご紹介します。

インスタグラム広告の導入を検討しているが、運用形態によってどう費用が変わってくるのか、そしてどのくらい費用がかかるのか相場まで知っておきたい」という方はぜひご覧ください。

 

インスタグラム広告における費用について

 

 

インスタグラム広告では、「セルフサーブ」方式を導入しています。セルフサーブ方式では自社で予算設定や配信期間などを適宜調整できます。

実はサービス開始当初、インスタグラム広告運用には大量の予算が必要であり、大手企業でないと運用が難しい状況にありました。

しかし、セルフサーブ方式導入により1日100円からと、低予算でも広告配信できるようになりました。

そのため、どんな企業でも予算設定をしっかり行えば効果的な広告配信ができるようになり、今では中小企業など規模を問わずたくさんの企業で利用されています。

また、ブランディングの場合は少し多めに、ターゲットを絞ったコンバージョン目的であれば少なめにと、自社の目的に合わせた予算を組んでおくと効果的な広告配信ができるようになります。

 

インスタグラム広告の課金方法

インスタグラム広告には、主に4種類の課金方法があります。

 

課金方法1:CPC

 

 

「CPC(Cost Per Click)」とは広告が1クリックされるたびに課金される方式のことで、「リスティング広告」など昔からある広告配信サービスでも利用されてきました。

「クリックされた後に自社商品やサービス紹介のLPへ誘導したい」など、まずはクリックしてもらってからコンバージョンへつなげたい広告を配信したいときなどに向いている課金方式です。

 

課金方法2:CPM

 

 

「CPM(Cost Per Mille)」とは、ユーザーにインスタグラム広告が1000回配信される(リーチする)ごとに課金される方式のことです。

広告が配信されるだけで課金されてしまうので、ユーザーが自社に対して有効なアクションを起こさなくても料金がかかるデメリットもあります。しかし「自社の認知度を高めたい」など、潜在顧客から見込み客を創出する目的などで利用すれば、大きな効果を上げられるでしょう。

また、魅力的な広告を作成すれば、いくらクリックされたりコンバージョンにつながったりしても課金されないので、最終的なコストパフォーマンスはCPCなどの他の課金方式に比べて高くできる可能性もあります。

 

課金方法3:CPI

 

 

「CPI(Cost Per Install)」とは、広告で紹介したアプリが1インストールされるたびに課金される方式のことです。

一般的な商品やサービスと比較して、この方式を選択する可能性は少ないかもしれません。しかし、アプリのインストールについてのインスタグラム広告を出す際には、アプリのインストール広告に特化したこの広告を選べば、予算管理を最適化できるでしょう。

インスタグラムはスマホで撮影した写真や動画をその場で投稿するという使い方がメインのツールです。つまり、インスタグラムはスマホで利用するユーザーが多く、インスタグラム広告とユーザーのタッチポイントもスマホ経由になりやすいといえます。

「インスタグラム広告を見る→興味があればその場でアプリのインストールを行う」というサイクルが成立しているので、CPI課金方式を選べば高いコストパフォーマンスを望めます。

 

課金方法4:CPV

 

 

「CPV(Cost Per View)」とは動画広告を掲載している場合、その動画の再生時間によって課金される方式のことです。

実際に動画が再生されたら課金されるので、「この動画をまずは再生してもらって、リンク先のLPで商品購入やサービス登録などにつなげたい」といった用途に向いている課金方式です。
ちなみに動画広告ではこのCPVと、先ほどご紹介したCPMから課金方式を選べます。

CPMはブランディング用の広告、CPVはコンバージョンにつなげたい広告の配信に向いています。インスタグラム広告で動画広告を掲載するときは、自社のマーケティング戦略に合わせて適切な課金方式を設定しましょう。

 

インスタグラム広告の費用相場と代理店やインフルエンサー依頼する場合の費用について

ここからは、実際にインスタグラム広告の費用相場を以下のパターンに分けて説明します。

・自社で運用する場合
・代理店に依頼する場合
・インフルエンサーに依頼する場合

 
それぞれのパターンの費用相場を確認しておきましょう。

 

インスタグラム広告の費用相場

 

 

まずは自社で運用を行う場合のインスタグラム広告の費用相場についてです。

最低100円から運用可能ですが、これでは予算が少なすぎるので高い宣伝効果は望めません。企業としてインスタグラム広告の運用を行うときは、最低でも日額1000円、月額換算で3万円ほどの予算を捻出しておきましょう。

また広告運用の際は「ABテスト」のように、複数の広告を配信してどの広告が最もコストパフォーマンスが高いか分析する視点も重要です。

インスタグラム広告でABテストを行う際は、1つあたりにかかる掲載費が日額1000円として×3の3000円、月額換算で9万円~10万円ほど予算があると安心でしょう。

 

代理店に依頼した場合

 

 

「自社では広告運営のノウハウや時間がないので、広告代理店にインスタグラム広告運用を代行して欲しい」という方針の企業も存在します。その場合、通常の広告費に加え、運用手数料として平均20%ほどの追加料金が発生します

この平均20%の追加料金を「プロが運用してくれているから、手間賃としては安い」と思うのか、「自社で運用した方が安上がりだ」と思うのかは企業次第です。

ただし、一番重要なのは「どれだけ広告に費用がかかるか」ではなく、「どう効果的に広告を配信して、宣伝効果を上げるか」という点です。

広告代理店にインスタグラム広告運用代行を依頼する際は、実績面やサポート面などでも代理店が自社に合っているのか確認した上で依頼しましょう。

 

インフルエンサーに依頼した場合

 

 

インフルエンサー(要は「インスタグラマー」)に依頼して、インスタグラム広告を掲載するという方法もあります。この方法は最近注目を浴びている広告配信方法で、インスタグラマーのファンをそのまま自社のターゲットユーザーとして取り込んで広告配信ができます。

インフルエンサーに広告掲載を依頼する場合は、インフルエンサーが獲得しているフォロワー1人あたり平均5円ほどの費用がかかります。例えば、1万人のフォロワーがいるインフルエンサーに広告掲載を依頼するときは、5円×1万人=5万円の費用がかかります。

この金額はインフルエンサーの知名度や、掲載して欲しい商品やサービスの内容などによって異なります。また、「いいね!」やコメントなどに対して課金を行うケースもあるので、事前の料金確認は大切です。

ちなみに代理店に依頼してインフルエンサーへのインスタグラム広告掲載を仲介してもらう方法を取る場合は、代理店にも手数料を払わないといけないため、注意しましょう。

 

運用方法は費用と効果のバランスから考える必要がある

自社で広告を出すのか、それとも広告代理店やインフルエンサーに依頼するのかは、費用と効果のバランスから決める必要があります。

自社ですでに広告運用経験があり、効果も上がっている場合はインスタグラム広告の運用を外注する必要性は小さいでしょう。

しかし、インスタグラム広告の運用についてのノウハウがない、または今までより高い宣伝効果を上げたいという場合は、広告代理店やインフルエンサーに依頼する方が得策といえます。

まずは掲載したい広告に合わせた「ペルソナ」設定や達成したい目標決め、費用上限などを考え、その上でどのようにインスタグラム広告を運用していくのか決めると安心でしょう。

 

まとめ

今回はインスタグラム広告の費用相場や課金方式について解説してきました。

インスタグラム広告では自社の広告内容や、CPCやCPMなど目的に合った課金方式を設定することで、最大限のコストパフォーマンスを発揮できます。ぜひ自社に合った課金方式を設定してください。

またインスタグラム広告を運用する際は、自社での運用、広告代理店やインフルエンサーに外注するなど、いくつか方法があります。運用方法を決定するためにも、インスタグラム広告では目標決めやペルソナ設定など、予算以外の準備もしておきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加