近年、インスタグラムを使って販売促進を行っている企業は珍しくありません。

インスタグラムを活用している企業の中にはインスタグラム限定のキャンペーンやクーポンの配布を行うことで消費者の購買行動の促進を狙っている企業も増えています。

しかし、インスタグラムを活用していてもうまく効果を得られていないというファッションブランドも多くあるのが現状です。

この記事ではインスタグラム運用に成功しているファッションブランドの事例や成功のポイントについて解説いたします。

 

ファッションブランドがインスタグラムで成功するためのポイントとは?

ファションブランドがインスタグラムで成功するためのポイントは以下の3点です。

  • インフルエンサーを起用する
  • ECサイトへの導線を作る
  • キャンペーンを活用する

インスタグラムには、ハッシュタグやショッピング機能など販売促進に活用できる様々な機能があります。

インスタグラムの機能を使い、上記の3つの成功ポイントを組み合わせれば新規ファンの獲得や購買行動を促すことが可能です。

ファッションブランドのインスタグラム活用事例7選!

インスタグラムにはファッションブランドごとに様々な活用方法があります。

インスタグラム運用に大きな特徴があるのは以下の7つのファッションブランドです。

 

-1、ZOZOTOWN

https://www.instagram.com/p/BYcvbSoHi7G/?utm_source=ig_embed

 

ZOZOTOWNはインフルエンサーマーケティングを取り入れて運用している点が特徴です。

インフルエンサーマーケティングとは、特定のSNSで影響力を持つインフルエンサーに自社の商品やサービスを商品やサービスを紹介してもらうことで、消費者の購買行動を促すマーケティング手法のことを言います。

ZOZOTOWNでは人気女優である吉岡里帆さんを起用することで同世代女性の共感や親近感を得ることに成功しました。

 

-2、MARC JACOBS

https://www.instagram.com/explore/tags/castmemarc/?hl=ja

 

MARC JACOBSはハッシュタグを活用した運用に優れているインスタグラム事例です。

MARC JACOBSでは、「#castmemarc」というハッシュタグをつけてコーディネートを投稿するというキャンペーンを開催しました。

このキャンペーンでは投稿の中からMARC JACOBSのモデルが選ばれるという今までにないものだったのため、これまでブランドに興味がなかったユーザーからの認知度を上げる効果がありました。

 

-3、MOUSSY(マウジー)

https://www.instagram.com/p/CKsit4HBJo0/?utm_source=ig_web_copy_link

 

MOUSSY(マウジー)はまるで雑誌の切り抜きのような投稿が人気となっているファッションブランドです。

ビジュアルに気を遣うだけでなく、投稿にショッピング機能をつけている点も1つの特徴です。

ショッピング機能をつけることで投稿をカタログのように使い、気に入った商品があればワンクリックでECサイトに移動できるようになっています。

ECサイトまでの導線を作り、購入数を増やしている事例です。

 

-4、GUESS

https://www.instagram.com/guess/?hl=ja

 

GUESSはストーリーズを巧みに活用してファンを増やしています。

例えば、パーティーやファッションショーのランウェイの様子を投稿し、「ここでしか見られない特別感」を演出しています。

ストーリーズは24時間で消えてしまうのが特徴の1つです。

そのため、見逃したくないユーザーはGUESSがフォローし、現在では775万人以上ものフォロワーを抱えています。

ストーリーズに投稿された動画はハイライトでも見られるようになっています。

イベント用、ライフスタイル用などカテゴリ分けをすることでブランドへの理解を促している事例です。

 

-5、GU

https://www.instagram.com/p/CKVRmfAgS-P/?utm_source=ig_web_copy_link

 

ユニクロの姉妹ブランドであるGUで2021年1月22日~2月26日まで開催されているのは、デニムを使ったコーディネートの投稿キャンペーンです。

「#GU春デニム2021」「みんなのGUコーデ」「gu_for_all」の3つのハッシュタグをつけて投稿すると、GU公式アカウントがピックアップして紹介するというものです。

キャンペーンに参加したユーザーは他のユーザーに投稿を見てもらえるというメリットがあり、GU側も新しいコーディネートの提案ができるというメリットがあります。

新しいコーディネートの提案を行うことで固定ファンへの販売促進効果が見込めます。

 

-6、PEACH JOHN(ピーチ・ジョン)

https://www.instagram.com/peachjohn_official/?hl=ja

 

PEACH JOHN(ピーチ・ジョン)が2017年に行っていたのは、「#PJme」というハッシュタグをつけてピーチ・ジョンの商品を使ったコーディネートを投稿すると抽選でプレゼントがもらえるというキャンペーンです。

このキャンペーンは当時毎月開催されていたため、多くの投稿が集まりました。

ユーザーが持っているピーチ・ジョンの商品を写真付きで見てもらえるため、大きな販売促進効果が期待できます。

また、断続的にキャンペーンを実施することで、自社のブランドに関する投稿の増加にも効果があります。

 

-7、Calvin Klein(カルバン・クライン)

https://www.instagram.com/calvinklein/?hl=ja

 

Calvin Klein(カルバン・クライン)は参加手順がやや難しいキャンペーンをあえて実施し、質の高い感想を集めました。

2019年に開催されたキャンペーンの手順は以下の通りです。

  1. 指定のメールアドレスに指定された件名、名前、Instagramアカウント、個人情報取り扱いへの同意などの項目を記入して送信
  2. 抽選で「STATEMENT 1981」という商品がユーザーへ発送される
  3. 「#MYCALVINS」「#STATEMENTアンバサダー」「#AD」の3つのハッシュタグをつけて感想を投稿する

手間のかかるキャンペーンでしたが、本当にカルバン・クラインに興味を持っているユーザーの応募が集まるため、質の高い感想を集めることができました。

質の高い感想によってファンが増え、販売促進効果に繋がった事例です。

 

インスタグラムで自社ブランドのファンを増やそう!

ファッションブランドのインスタグラム活用事例を7つ紹介してきました。

キャンペーンの開催、ストーリーズの活用、インフルエンサーの起用など様々な特徴がありますが、統一しているのは「販売促進」や「ファンの獲得」を目標としているということです。

様々な手法を組み合わせることで自社のブランドを多くのユーザーに認知させることができるという点はインスタグラムの魅力の1つとなっています。

インスタグラムをうまく活用して自社ブランドのファンを増やしましょう!